伝達関数の求め方 フィードバック結合その1

システム工学の範囲で出題される伝達関数について解説します。

伝達関数の問題は以下のようになります。

前回は並列結合について解説しました。今回はフィードバック結合について解説します。

フィードバック結合を苦手としている人や、暗記に頼って図からすぐに答えを出す人が多いと思います。これまでの解説と同様に、流れを理解すれば簡単に解答が求まります。

ここまで細かく説明をしているサイトはないと思います。ゆっくりと理解していきましょう。

フィードバック結合

フィードバック結合はいくつかの形があるので、まずは一つの要素のみでフィードバック結合されている形から解説します。

入力Xから出力Yまで順々に見ていきます。まず、入力Xの後に加え合わせ点があり,その後要素Aと引き出し点(黒丸)があり、出力Yがあります。

要素Aに入力される信号は加え合わせ点があるのでXだけではないです。

加え合わせ点の箇所に着目すると、下から信号が加わっています。下からの信号はYなので加え合わせ点後の信号は、

X+Y

になります。

要素AからYが出力され、引き出し点(黒丸)から分岐されます。したがって、加え合わせ点にはXとYが合流していることになります。

X+Yをイメージできないケースが多いので、少し図を変えてみます。

この図を示すと多くの人が納得してくれました。

加え合わせ点後の信号をZとして置き換えてみます。

要素Aに信号Zが入力され、その出力がYとなるので、

Y=ZA

また、Zの信号は

Z=X+Y

となります。

 

ここでZは私が仮につけたので代入して消去します。

Y=(X+Y)A

あとは展開して

Y=AX+AY

左辺にYに関わる項、右辺にXに関わる項として移項します。

Y-AY=AX

移行後にY、Xでくくる癖をつけると良いです。

Y(1−A)=X(A)

伝達関数は出力/入力なのでY/Xを求めます。

Y/X=A/(1−A)

となります。


また、上の図のように一つの要素にまとめて表記することが出来ます。

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